和歌山県警は、2011年に届け出があった拾得物と遺失物の状況をまとめた。現金の拾得は1億2662万6741円で、遺失は2億2078万4596円あった。台風12号の豪雨被害を受け、被災地の那智勝浦町では現金約1350万円の拾得もあった。



　拾得は10年と比べて1542万1045円、遺失は383万8909円増えた。9月11日には那智勝浦町井関の民家敷地内で、住民が手提げかばんに入った約1350万円を発見。5日後、持ち主の高齢女性に無事返還された。女性の自宅は水害を受け、かばんは流出したとみられる。



　各警察署での保管期間（3カ月）経過後、所有権を取得した拾得者が権利を放棄し、県に帰属した現金は1127万7673円あった。



　拾得物は10万1243件（1171件増）。最も多いのが傘の1万950点で、次いで衣類・履物類1万50点、財布6055点、鍵4143点、かばん類3917点など。12月25日には新宮市のJR新宮駅に停車した電車の中で、入れ物に入った「遺骨」が見つかった。新宮署で保管しているが、13日現在も遺失者は分からないまま。



　遺失物は1万9511件（157件減）で、主なもの



は財布5464点、携帯電話4050点、鍵1837点、運転免許証1695点、かばん類1099点など。このうち1万3092件が遺失者に返還された。

(この記事は和歌山（紀伊民報）から引用させて頂きました)

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