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 図書館の無い地域のお年寄りや子ども達のために、高松市内を21年間走り続けた市図書館の移動図書館車「ララ号」が22日、最後の仕事を終えた。そのうち14年間、ララ号の運転士として、地域に本を届けてきたのが岡西尚子さん(46)だ。岡西さんは、「雨の日も、雪の日も一緒だった。愛着がとてもあって、まだ実感がわかないです」と感慨深げに話す。【吉田卓矢】

 岡西さんは元々、市の給食調理員として小学校や病院などで働いていた。しかし、街で高齢者や子供らに本を届けているララ号を何度か見かけ、「夢のある仕事だなあ」と引かれるようになった。やがて、「移動図書館の仕事をしたい」と一念発起し、ララ号の運転に必要な大型自動車の運転免許を取得。さらに市に運転士の職種変更の試験を受け、念願をかなえた。

 「ララ号は代わりがないから、ぶつけないように、慎重に運転してきました」とほほ笑む。実際、ララ号では無事故だった。

 ララ号での勤務は週4日程度。午前と午後に分け、1日2、3カ所を回る。目的地に着くと、同僚の図書館職員とともに本の貸し出しや返却の作業に忙しくなる。

 「私達と話をしに来てくれる高齢者の人や子どもたちとの出会い、本を借りに来た人同士の憩いの場となるのがうれしい」と、仕事の魅力を語る。

 かつて市内のコミュニティーセンターで出会った高齢女性は、毎月本を借りに来て、岡西さんに「娘が遠くに住んでいるので、娘に会っているよう」と、楽しそうに話しかけてくれた。

 しかし、しばらくして、女性は来なくなり、借りていた本も図書館に返却されていた。

 岡西さんは「もし、私に何かあったら、(本は)娘に返してもらうから」という言葉を思い出した。ずっと気にかけていたが、数年後、新たにコースに加わった市内のケアハウスで、この女性が駆け寄ってきた。「久しぶりです」。互いに涙を流して抱き合った。

 4月からは、新ララ号で市内の月13コースをこれまで通り走る。岡西さんは「本当にやりがいのある仕事で、これからも続けていきたい」と話す。



3月24日朝刊





(この記事は香川(毎日新聞)から引用させて頂きました)



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