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 ◇文化や語学学びたい--佐々木さん

 ◇政治学び、愛着の街復興--菊地さん

 東日本大震災から間もなく1年。岩手県陸前高田市で被災し、昨夏、高校生平和大使として核兵器廃絶を求める署名をスイス・ジュネーブの国連欧州本部に届けた同県立高田高3年の菊地将大さん(18)と2年の佐々木沙耶さん(17)を現地に訪ねた。被災後の昨年6月、長崎を訪れた時とは違い、2人は時には笑顔を見せ、夢や目標を語り、前へ進もうとする思いが伝わってきた。【下原知広】

 ◇津波の傷痕今も

 2月下旬。かつて鉄鋼の街で栄えた同県釜石市から車で1時間あまり。沿岸の街・陸前高田市に春はまだ遠く、風が頬を切るような寒さだった。目に映ったのは、一面の更地に窓ガラスが割れて鉄骨がむき出しになった市役所や市民体育館。1年になろうというのに、処理しきれない車や家のがれきがうずたかく積み上げられていた。2人が通っていた高田高の校舎も被災当時のまま残されていた。

 菊地さんは卒業(3月1日)目前、自動車学校で運転免許の取得に取り組んでいた。この1年についてたずねると「津波で両親を亡くし、つらい経験もしましたが、被災したからこそ成長することができたと思っています」。

 昨年8月9日、長崎市の平和祈念式典に出席、同月18日、高校生1万人署名活動で集まった7万超の署名を携えジュネーブに渡った。大災害の恐ろしさを生々しく報告し「世界中からの支援が、生きる勇気、明日への希望を与えてくれた」と国際支援への感謝も伝えた。

 平和大使の活動を通して「達成感を感じた」と話し、進学する筑波大では政治を学ぶ。将来は「陸前高田市の市長になり、雇用の場を創るなど、愛着のある街の復興に取り組みたい」と夢を語った。大震災1年の11日には、近くの小学校で遺族代表としてスピーチする。

 一方、昨年6月に来崎した際「原爆で街がなくなった時もつらかったと思う。できることは小さいけど精いっぱい頑張りたい」と語った佐々木さん。2月18日に発足した岩手県での1万人署名活動実行委の発足に携わり、3月1日の卒業式を前に、生徒会長として送辞を考えていた。

 この1年。家族は無事だったが、自宅は流された。最初は「明日をどう生きればいいのだろう」と悩んだが、4月下旬に学校生活が再開して「友達と話ができる喜びを感じた」という。

 その後、平和大使の活動に参加。「県外の高校生と知り合い、自分を成長させることができた」と振り返る。「将来は大学の文学部に進み、文化や語学を学びたい」。はにかみながら話す姿は、長崎で署名活動する高校生たちと同じだった。

 遠く離れた、長崎の地から2人の目標が達成されることを願いたい。【下原知広】



3月7日朝刊





(この記事は長崎(毎日新聞)から引用させて頂きました)



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