（CNN）　女性に車の運転を認めていないサウジアラビアで、運転の権利を主張する女性活動家、マナル・シャリフさんが、免許証の発行願いを拒否されたとして訴えを起こした。



シャリフさんが5日、CNNとのインタビューで語ったところによると、訴訟の相手は首都リヤドの交通警察。免許証の発行を申請したが受け取りを拒否され、不服を申し立てた。その後90日間回答がなかったため、昨年11月に訴訟に踏み切ったという。



シャリフさんは「当局に対応を促し、より多くの女性に免許証の発行願いを出すよう呼び掛けるのが目的」と語った。シャリフさんによれば、この件は内務当局へ移管されたという。当局のコメントは得られていない。



同国の交通法に女性の運転を禁止する条項はないが、宗教上禁止と解釈される場合が多い。同様の理由で、女性が銀行口座を開設したりパスポートを取得したり、男性保護者の同伴なしで学校へ行ったりすることも認められていない。



シャリフさんはIT業界で働くシングルマザー。昨年5月、車を運転していたことを理由に拘束され、9日間収監された。これをきっかけに、サウジ女性の運転と旅行の自由を求める運動の象徴としてメディアなどに登場している。





(この記事は海外総合（CNN.co.jp）から引用させて頂きました)

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