社団法人「助けあいジャパン」は、宮城県内で被災者の声を集め、必要な支援を全国に呼びかける「情報レンジャー＠宮城」のスタッフを募集している。被災地を車できめ細かく回り、被災者の思いや必要な物資を聞き取って、動画や写真でインターネット上に公開する活動。引き続き多くの人に被災地への関心を持ってもらうのが狙いで、新たに県内に住む人を採用する。



　「情報レンジャー」の活動は昨年１０月に始まり、ボランティアが随時情報を発信してきた。今回、ＮＰＯなどの活動を支援する「宮城県新しい公共の場づくりのためのモデル事業」に採用され、給与を支払えるようになったため、新たに県内在住者を採用し、県内各地を巡って被災者の声を全国に届ける仕事をしてもらう。担当者は「寒い仮設住宅での暮らしの厳しさや、被災した住宅に残り『ここで死にたい』と語る高齢者の思いなどを伝えていきたい」と話している。



　定員４人。応募を受け付け次第、順次面接をして採用する。給与は月額２０万～２５万円程度。パソコンで画像や動画の編集作業ができることや、ブログ、フェイスブックなどのソーシャルメディアを使えること、普通運転免許を持っていることが条件。活動期間は来年３月までの予定だが、延長の可能性もある。



　岩手、福島両県でも同様の活動をする予定。応募と問い合わせは助けあいジャパンのサイト（ｈｔｔｐ：／／ｔａｓｕｋｅａｉｊａｐａｎ．ｊｐ／）から。



【五味香織】





(この記事は社会（毎日新聞）から引用させて頂きました)

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